こども家庭庁は、保育士の「配置基準」を2024年度から見直す方針を発表しました。
4~5歳児が、現在の30人から25人、3歳児も20人から15人へと手厚い配置となる予定です。
76年ぶりの配置基準見直しとなりますが、保育士不足による現場の混乱が懸念されますが、「当分の間は従前の基準により運営することも妨げない」との経過措置も設けられるようです。
保育士の働きやすさや保育の質向上につながるとは思われますが、現行の配置基準に合わせた定員設定を各園は行っており、基準変更に伴う定員配分にも頭を悩ませることになりそうです。
また、保育士の確保という問題に対する回答は見えておらず、人材紹介会社等への紹介手数料が、保育園会計に大きく負担となることもあり、簡単な道のりではなさそうです。